ワークスペースを作って、バーコード・QR コードのスキャンと記録項目の入力を行い、 サーバーに保存するまでの基本フローを説明します。 棚卸し・検品・点検など、Nextap で最も使われる「採取 (Collector) 系」操作の出発点です。
以下のセットアップが済んでいることを前提に説明します。
入荷した商品やロット番号をスキャンし、数量・状態を記録する。
資産タグの QR コードを読み取り、点検結果・点検日を記録する。
シリアル番号・作業者・良否を採取し、生産履歴を残す。
端末のダッシュボードから「採取」 (Collector) を開き、対象となる作業メニューを選択します。 メニューには、その作業で記録する項目 (記録項目) と、必要に応じて照合リストの紐付けがあらかじめ定義されています。


メニューを選ぶと、進行中のワークスペース一覧が表示されます。 既存のワークスペースに参加するか、新規に作成して開始します。
「新規作成」を押し、わかりやすい名前 (例: 6/4 入荷分・A 棚) を付けて開始します。
他の端末が作成済みのワークスペースをリストから選んで参加します。複数端末で同時作業できます。

複数端末での同時作業について
同じワークスペースに複数の端末が参加すると、保存されたレコードは即座に他端末にも反映されます。 重複したスキャンを検出する機能もあります。詳細は 「チームで分担作業したい」 をご覧ください。
ワークスペース画面を開いた状態でバーコード・QR コードを読み取ります。 読み取り方法は端末の「設定」 → 「読み取り方法」であらかじめ選択しておきます。
USB / Bluetooth で接続したバーコードスキャナを使う方式です。スキャナを向けてトリガを引くだけで読み取りが完了します。
Bluetooth スキャナも、OS が HID キーボードとして認識するため設定は HID のままで動作します。
スキャナが使えない環境 (バーコードがない、紙面の数値を入力するなど) で、ソフトウェアキーボードから直接入力します。
スマートフォン搭載のカメラスキャナアプリ・OCR アプリの結果を貼り付けて使うこともできます。
HID スキャナの場合、読み取り完了をどう検知するかを以下から選びます。スキャナ側の設定とあわせる必要があります。
| 確定方法 | 挙動 | 推奨される場面 |
|---|---|---|
| 改行コード | Enter キー (改行) が押されたところで 1 件として確定します。スキャナの出力末尾に CR / LF を付ける設定にしておきます。 | 一般的なバーコードスキャナの既定挙動。最も確実です。 |
| デバウンス | 最後のキー入力から設定した時間 (既定 300 ms) が経過したら確定します。終端文字 (Enter) が無いスキャナでも動作します。 | 終端文字を出さないスキャナ・カメラスキャナアプリの貼り付けと併用するとき。 |

読み取りが反応しないときは
スキャン入力欄にフォーカスが当たっていないと読み取れません。 画面のどこかを一度タップしてから再度トリガを引いてください。Android では、別画面に遷移した直後は自動でフォーカスが戻ります。
作業メニューに記録項目 (カスタムフィールド) や参照項目が定義されている場合、スキャン直後に入力オーバーレイが表示されます。項目の種別に応じた UI で入力します。 記録項目が未定義のメニューでは、スキャンと同時にレコードが自動保存され、このオーバーレイは表示されません。
| 種別 | UI | 用途例 |
|---|---|---|
| テキスト | テキスト入力 | コメント、備考 |
| 数値 | 数値キーボード | 数量、重量 |
| 日付 | 日付ピッカー | 賞味期限、入荷日 |
| 時刻 | 時刻ピッカー | 作業開始時刻 |
| 真偽 | トグル | 良否、確認済みフラグ |
| 選択肢 | ドロップダウン | 作業者名、ロケーション |

記録項目の定義はどこで?
記録項目 (種別・必須・既定値・選択肢) は、管理サイトの作業メニュー編集画面で定義します。詳細は 「作業メニュー・カスタムフィールド」 をご覧ください。
レコードに写真や動画を添付できます。撮影した写真・動画はサーバーに即座にアップロードされ、管理サイトから閲覧できます。 同じレコードに複数のファイルを追加することもできます。

添付ファイル容量の上限
1 ファイルあたりの上限と、組織全体のストレージ容量はプランによって異なります (Free: 5 MB / 100 MB, Pro: 15 MB / 1 GB, Enterprise: 30 MB / 10 GB)。 詳細は プラン別制限値一覧 をご確認ください。
記録項目の入力オーバーレイが表示されている場合は、入力後「確定」を押すとレコードが保存されます。 入力オーバーレイがないメニュー (記録項目未定義) では、スキャンと同時にレコードが自動保存されます。 保存と同時に以下が発生します。
一旦中断する場合は左上の戻るボタンでワークスペース選択画面に戻ります。ワークスペースは進行中のまま残り、他の端末からも参加できます。 完全に作業を終える場合は、管理サイトのワークスペース管理から「完了」状態にします。完了したワークスペースは集計・エクスポートの対象になります。
管理サイトの「ワークスペース」ページから、進行中のワークスペースを開いてレコードと添付ファイルを確認できます。 完了したワークスペースは別タブから閲覧でき、CSV + 添付の一括 ZIP ダウンロードにも対応しています。

採取の次のステップや、別のシナリオに進む場合の関連ドキュメントです。